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新刊準備

  1. 今年の春から書いてきた4冊目の「モチいふ叢書04」の草稿がほぼ出来上がり。テーマは「幻」巻までにある589首の歌が、如何に精緻に物語中に配置されているかを、<31x19=589>という構造体として分析。
  2. 当然ながら、作者は『紫式部集』を纏める前に、『源氏物語』を作るとき、31首を一つの意味単位として物語を構築する方針であったことが、本書の分析から明証できる。
  3. 全「40巻」(「幻」巻まで)に589首の歌を造ることを、「桐壺」巻を始めるときすでに計算していたという、驚くべき論理性があきらかになった。こうした数理が文学の本質的な論理性であることを認識していた作者に万歳!
  4. 本書の数理を「かたち」の上でも残すべく、全体を256頁(16x16)に印刷して、フランス装丁とするよう、原稿をコントロールした。あとふた月かけて改稿し、十二月中に発刊したい。