紫式部が作った『源氏物語』は「幻」までの40巻で、「匂兵部卿」巻以下の13巻は小少将という弟子の作品であることが、『紫式部集』の歌128首によって語られている。本書は「幻」巻までに詠われた歌589首が、いかに精緻に配列されているか、その結果、紫式部がこの物語で何を言いたかったか(主題)を解明する。行動の自由がなかった当時の女性たちを解放すべく、作者が命がけで作ったテクストが、今論理的に明証される。
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